マインドフルネスな生き方

私と出会う、3つのヒント

ほんとうは、
ただのいちども、
自分を生きたことなんてないのかもしれない

私たちの多くは、毎日たくさんのやるべきことに追われ、次々と忙しく動き回っていますね。1人で家にいたとしても、静かに過ごせるとは限りません。スマホ、タブレット、何かしらの端末が、私たちの注意を引くように、しょっちゅうあの手この手で通知してくる。一日中インターネットという情報の海とつながっていて、時間も状況もおかまいなしに、大きな波が押し寄せ、私たちの意識をさらっていってしまいます。

私にとって、マインドフルネスは、“自分自身と出会う旅”です。
雑音でいっぱいの世界から、少し距離を取り、ゆっくり静かに自分の内側に目をむける。
自分と深くつながっていくことで、自分を再発見していく。
そんな穏やかな、豊かな旅です。

大人になる過程で、誰もがいつの間にか身につけた、自分の感情とうまくつき合う方法。
それは時に、
上手に、なかったことにする。
上手に、見て見ぬふりをする。
「もっとがんばれ!」「こうあるべき!」とムチを打って、上手にコントロールする、手なずけるような方法だったかもしれません。

感じても「良い」感情と、「良くない」感情が分けられて、「良くない」ものは、感じないように、出てこないように、フタをして閉じ込めていくうちに、だんだんと、感じられる幅がせまくなっていきます。


その結果
「心が動かない」
「やりたいことがない」
「自分がどうしたいのか?わからない」
程度の差はあれ、このような状態になっている方は、多く見受けられます。

自分の内側にある言葉と感覚を、注意深く感じ取っていくと、
普段は意識に上ってこないような感情に気がつくかもしれません。

耳をすまして、無意識に感情をブロックしていた思い込みに気がつくと、ようやく感情が身体に戻ってきます。そして、私が今、本当に感じている感情に気がつけるようになります。
これは、私たちの成長と幸福に向けての重要なステップです。
なぜなら、自分の奥深くにある感情がわからなければ、あなたにとっての本当の幸せに出会うことも難しくなるからです。

だから、自分自身とつながる時間を持つこと。
静かに、耳をすますことが、大切です。

では、実際にどのように自分と出会っていけば良いのでしょうか?
自分と出会う、自己発見を助けてくれるヒントを、3つお伝えします。

1. ボディスキャン

ボディスキャン瞑想は、マインドフルネスで重要な瞑想法の一つで、身体の一つ一つの器官とその感覚に注意を向け、身体全体をスキャンしていく方法です。この瞑想を練習することで、日常生活で感じる身体のサインや感覚に敏感になります。体の感覚に注意を向けることで、いつも考え事でいっぱいの頭を休ませ、不安や煩わしさから遠ざかることができます。その結果、リラックスして、自分自身をあるがまま見られるようになるのです。自分自身とのつながりが強くなり、感情や心の状態に対する洞察力が高まります。

2. ジャーナリング

日記やノートに、日々の出来事や感情・考えを記録することで、自分の思考パターンや傾向を見つけることができます。私たちの記憶はとてもあいまいで、出来事を自分の都合に合わせた解釈や意味づけをして、事実とは異なるものとして持っていることが多いのです。書いたものや記録を見返すと、そうした思い込みにも気づきやすく、自分を理解する助けになってくれます。
ジャーナリングは、あるテーマにそって、決まった時間、ペンを走らせ続け、自分の内側にあるものをどんどん書き出していくことで「書く瞑想」ともいわれます。
無自覚に自分の中にあったものを発見したり、隠れていた自分の本音に気づいたり、とても重要な、自己発見のエクササイズです。

よろしければ、こちらの音源を使って、試してみてくださいね。

3. 対話

対話は、新たな気づきを得て、自分自身をより深く掘り下げるための貴重な手段です。

他の人に自分の考えや感情を言語化して伝えようとすることで、思考が整理され、絡まった糸が解けていく。そのようなことは、よくあります。

また、他の人からの意見やフィードバックにより、異なる視点を考えるきっかけを得ることで、視野が広がり、自己認識を深めることができます。


さて、この時重要なのは、誰と対話するか?です。
大切な人が、対話の相手に相応しいか?というとそうでもなく、家族や身近な人は、その関係の深さから、良くも悪くもあなたに対する思い込み(偏見)を強く持っていることがあります。

そのような人との対話は、かえって自分を固定化してしまったり、ありのままの姿や、まだ見ぬ自分に気づくことを妨げてしまうこともあります。信頼できる人、仲間を、見つけられると良いですが、むつかしければ、カウンセラーやコーチなどからセッションを受けるのもおすすめです。

オンラインサロンでは、年齢や性別、立場やライフスタイルが違っても、マインドフルネスの実践という共通の目的があるため、こうした対話に相応しい仲間と出会える場所でもあります。マインドフルネスでなくても、ご自身が関心のあるコミュニティに身を置くというのは、一つの方法かと思います。

以上の3つをヒントにして自分自身を見つめることで、きっと自己認識の力は高まっていきます。
“自分自身と出会う旅”を、楽しんでくださいね。
それでは、今日も良い一日をお過ごしください。
いってらっしゃい!

【一日を創る朝の瞑想会】
月〜土 5:40-6:00
サロン内で、アーカイブ全て観れます!
「なりたい自分になる]マインドフルネスサロン
▶︎Clearfulness

友だち追加

関連記事

TOP